全日本スキー連盟公認 ブランシュたかやまスキー学校 総合学習〜スキー教室版〜

白銀の世界へようこそ

はじめに

ブランシュたかやまスキー学校は、自然、生活、スポーツをテーマに、人と人、また自然と共存していくための生きる力を養うことを楽しみながら学べるところです。

山の中には森があり、動物達がいます。そこで見て、触れて、心と体で感じ取ってみてください。

さあ、白銀の世界へスキーをつけて体験に行こう。

ブランシュたかやまスキー場は信州の中央に位置し、山頂からは日本の代表的な山々を見渡すことができます。また高度差が500mあり、生態系の違いを観察したり、気象の変化を体感することができます。

コースレイアウトは初心者でも安心して滑れる緩斜面があり、山頂から全長3,600mの初心者コースがあります。スノーボードを全面禁止しており、初めてスキーをする方には安心して練習することができます。

また、アルペン、モーグル、スキークロス競技の入門的なコースが常設されており、スキー競技を体験することができます。

●ブランシュたかやまスキー学校の総合学習では、生徒たちが計画―実行―反省を繰り返しながら、自主性と協調性を身に付けていきます。

●総合学習はスキー場へ行く前から始まります。まず、1班10名程度の班をつくり、体験の目的を決め、計画を立てます。そのために役割分担をしたり、必要な情報を入手します。

●雪山へ入ると総合的な判断力が試されます。計画通りに実行してみますが、自然条件が変化したり、予期せぬ状況におかれるかもしれません。そこで問題点や計画の見直しなどを班員みんなで考えます。

●目的のところへ行き、見て、触れてみます。そこには楽しい発見があったり、感じたりすることがあるでしょう。また、みんなで協力することにより達成感が得られ、次の目標を見いだせるでしょう。

●インストラクターは、はじめに初歩のスキー技術と雪山でのルールやマナーを教えます。その後は生徒達の目的達成のためにサポート役にまわり、生徒の自主性を育てていきます。

テーマ
目 的

自然

自然観察雪 地形 気象 動物 植物

雪山にはたくさんの自然があります。また、時と場所により変化しています。
自分の脚で、そして目で確かめに行きましょう。

生活

生活の知恵

皆さんの生活している所と、この信州との大きな違いは冬の寒さです。この厳しい寒さの中で生活していく為には、この地の人々の生活の知恵があることもこの機会に調べてみましょう。こんな話もインストラクターと話してみて下さい。

道具と設備の利用スキー用品 リフト スノーモービル

スキーはもともと雪上を歩くための生活必需品です。山間や雪上で物を運ぶための様々な設備が近代化してきました。

スポーツ

スキーの楽しさ

スポーツとしてのスキーには、克服欲求、達成欲求、競争欲求があります。この三つの欲求を満たすために、スキー技術の向上や仲間同士の人間関係などがあります。これらは全て楽しさを味わうための手段なのです。

スキー競技ノルディック アルペン モーグル スキークロス

スキーは生活手段からスポーツとして発展し、今日では多様な競技があります。
競技コースに行って、スキー選手のような体験をしてみましょう。


1.テーマを選ぶ

生徒が自分の興味のあるテーマを選んで下さい。

自然

生活

スポーツ

2.班分けを行う

スキー経験回数やスキーレベルに応じて班編成を行って下さい。

現地での班移動は状況に合わせて行いますが、以下の点にご留意下さい。

◆男女別編成

スキー技術向上を主とする場合は男女別に班構成を行う方が望ましいでしょう。

仲間同士の触れ合いを主とする場合は男女混合班でも良いでしょう。

*初心者班では、体力・運動能力によりレベル差が出やすいので予め配慮して下さい。

◆スキー技術レベル別班分けとレベル別人数(一班の目安)

・初心者班(8名程度) 全くスキーが初めての方

(運動能力 A,B,C,D,Eで事前に分けて頂くとよりスムーズに上達します)

※目標は、用具の扱い方を覚える、ブーツに慣れる、スキーに慣れる、ストックに慣れる、滑ることに慣れる事を目指す。

・初級者班(8名程度)

A.家族や友人などとスキーをした事があるが、リフトを利用してのスキーをした事がない方

B.リフトを利用してのスキー経験はあるが、曲がったり停止が思うように出来ない方

※目標は、緩斜面でスピードをコントロールしながらターンしたり、停止する事を目指す。

・中級者班(8名程度) プルークボーゲンで滑れるレベル

※目標は、緩中斜面で滑れる。 又はスキーを左右交互に動かせる事を目指す。

・上級者班(10名程度)  プルークボーゲンが完璧・少しずつ足が揃いだす

※目標は、プルークならどの斜面でも安全かつスピードコントロールをして滑る事ができる。

両スキー操作の習得・基本的なパラレルの完成を目指す。

◆特別班

メディカルチェック等の諸事情により特別に編成する場合は別途ご相談下さい。

3.役割分担を決める

班長(1名)

班員の把握、インストラクターへの報告・連絡・相談

副班長(1名)

班長と協力して同じ役割を担う


ブランシュたかやまスキー学校 総合学習

1.自分の身は自分で守る 人を助ける

2.みんなでルールを決め ルールを守る

3.自然の優しさ厳しさを知り 自然の中で学ぶ